2015年04月10日
4月からの臨床実習開始に際し、臨床実習開始式を実施ししました。臨床実習が患者さんのご協力の上で成り立っている貴重な機会であることを十分認識し、感謝の気持ちを忘れずに、学習に励んでいただきたいと思います。
(医学科長 木下博之)
本年度は、Student Doctor制度が発足して2年目の白衣授与式となりました。
私は都合で少し遅れて会場に入ったのですが、ダークスーツに身を包んだ学生の皆さんの姿にしばし見とれていました。いよいよ臨床実習が始まるという意識が、これほどまでに見姿を整えるのですね。ぜひともこの日の新鮮な想いを忘れることなく実習に励んでほしいものだと思います。
香川大学医学部の教員の方々は総じて教育熱心であると常々感じており、医学教育専任者として心よりありがたく思い、日々感謝しております。しかしながら、教員の数は必ずしも十分とはいえず、また臨床の現場は日々予想もしない出来事が起きてくるもので、予定していた学生さんの指導が不十分になることもあるかもしれません。学生さんもその点は十分に理解していただき、受け持ちの先生方が落ち着いた時に積極的に疑問に思うことを尋ねるようにしましょう。質問されていやがるような教員は香川大学医学部には一人もいません。
臨床の現場で起きていることを簡単に受け入れてしまうのでなく、常に「何故? どうして?」という疑問を抱くことを習慣づけて下さい。そしてそれらを教員にどんどんぶつけてゆくことで、お互いのレベルがますますアップしてゆきます。この一年間が有意義な時間となることを心より祈念しています。
(医学部教育センター長 岡田 宏基)
学生を代表して、秋山智幹さんに今井田医学部長から白衣を、横見瀬病院長からは実習用名札がそれぞれ贈呈されました。