2024年12月05日
香川県の医療系学部を有する香川大学・徳島文理大学・香川県立保健医療大学の3大学は、地域に密着したチーム医療を実践できる人材を育成するため、多職種連携医療教育研究コンソーシアムを構築しています。令和5年度に、教育研究水準のさらなる高度化、個性・特色の明確化、大学運営基盤の強化等を図ることを目的とした「高度な医療人養成のための地域及び多職種連携型医療教育研究の三大学共同実施に関する協定」を新たに締結し、大学間の積極的な連携を推進しているところです。
連携事業の一環として、令和6年11月30日(土)に、第13回3大学学術交流会『考えよう 香川県の未来のチーム医療』を本学にて開催しました。学術講演や学生による研究・活動発表がなされ、約140名の参加がありました。
本学からは、ゲノム医科学・遺伝医学講座 隈元謙介 教授が「がん診療におけるゲノム解析が導く個別化医療へのパラダイムシフト」と題して学術講演を行ったほか、今夏にブルネイ・ダルサラーム大学へ留学した学生による留学報告、医学部サークル「ひばり」による活動報告が行われました。
また会場には、研究発表に関連したブースが展開され、実際に実験機器に触れる機会が設けられたほか、参加者からは活発な質疑応答があり、多職種連携医療教育研究の推進に向けて、より一層相互理解を深める機会となりました。
今後も三大学の連携を強化し、地域に根ざした医療人材の育成に努めてまいります。