2013年8月16日から2日間、高松市民病院塩江分院をメイン会場に第4回地域医療合宿が行われました。香川県が地域医療政策の一つとして主催、運営は公益法人社団地域医療振興協会香川県支部が行い、香川県からの寄付部門である香川大学医学部附属病院地域医療教育支援センターと、高松市からの寄附講座である地域包括医療講座も共催させていただきました。
県出身の自治医科大学生と香川大学の地域枠学生が参加、香川県社会福祉部医務国保課の皆様、自治医大のOBが長を勤める、香川県地域医療支援センターと香川県立中央病院へき地医療支援センター、そして、香川大学の地域包括医療講座と地域医療教育支援センターというように、似たような名前のセンター・講座から参加した医師が、13人の地域医療に興味のある1年から5年までの医学科生の、地位医療についての学習を支援しました。
医療は地域の文化であるという考えには共感できましたが、専門医は超一流でないと意味がない、それならへき地などで役立つプライマリケアーこそ、ニーズとやりがいがあるんだという強い主催側のマインドに触れ、一方、香川大学医学部の現在の県からの学費補助をうける修学資金貸与学生54人のうち、今回の参加は3人、しかも、そのうち2人は昨年の参加者という現実に、専門医教育を中心とする大学におかれた地域医療教育担当部門として、その隔たりを埋める隘路を見出すいっそうの努力が必要と感じました。