香川から世界に羽ばたく産婦人科医の育成を
目指します
世界最高のお産を香川大学から
医学科、看護学科や大学院の学生達に対し、産婦人科領域の基礎的な知識を取得してもらうための系統的な講義を行っています。また、短い講義時間では伝えきれない医師としての基本姿勢や妊産婦に対する診療態度などの指導も診療参加型臨床実習(クリニカルクラークシップ以下クリクラ)1および2の実習期間に行っています。特にクリクラでは実際の妊産婦さんとの医療面接の内容などを具体的に電子カルテに記載してもらうなど、より実臨床に即した形で行えるよう努めています。また、クリクラ2では腹腔鏡のシミュレーションを使った手技の研鑽や手術への参加を通して手術手技の取得を通して学びや楽しさを知ってもらえる機会になればと考えています。
1.産婦人科領域における超音波診断学
我々の教室では主に産婦人科領域における超音波診断学の研究を中心に、最近では胎児の発達、行動による神経学的予後の研究も行っています。また。周産期領域での出生前診断や、婦人科領域では子宮頸がんの血流評価など悪性疾患の診断精度向上に向けた取り組みも行なっています。
2.胎児行動学
ヒトの神経発達の指標である行動に着目し、胎児期からの行動について3次元超音波を用いて観察し、その後の神経発達との関連について研究しています。近年、社会問題になっている発達障害に関しても胎児期からの胎内環境の影響も考えられ、この時期の行動を解析することで診断や治療への応用について検討しています。
3.胎児発育と成人期の疾病
近年、疫学的な研究の蓄積により胎児期、小児期の発達過程の栄養状態とその後の生活習慣病などとの関連性が着目されてきています。正確な胎児期の発育状況を知ることにより、母体の栄養状態の把握、出生後の新生児の発達、発育の改善や種々の疾患への早期介入の必要性などについてのコホート的研究を小児科と連携し目指しています。
4.母体メンタルヘルスに関する研究
妊娠中のうつ病や産褥うつ病などについて、社会的に問題がある妊産婦との関わりなどについて研究しています。妊娠中の環境や睡眠時間が母体のメンタルヘルスとの関連性についてウェアラブルモニターなどを用いた研究も行なっています。
5.婦人腫瘍に関する研究
卵巣がんなどの治療法が大きく変わるなか、さまざまな維持療法の選択の中で予後改善を目指し、多施設の共同研究も行なっています。
職名 | 氏名 | 専門分野 |
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教授 | 金西 賢治 | 周産期医学、超音波診断学、婦人科腫瘍学 |
准教授 | 鶴田 智彦 | 婦人科腫瘍学、がんゲノム医療 |
講師 | 花岡 有為子 | 周産期医学、超音波診断学、婦人科腫瘍学、内視鏡手術 |
助教 | 新田 絵美子 | 周産期医学、女性医学 |
助教 | 伊藤 恵 | 周産期医学、超音波診断学 |
助教 | 天雲 千晶 | 婦人科腫瘍学 |
助教 |
山本 健太 | 産科学婦人科学 |
医員 | 鎌田 恭輔 | 産科学婦人科学 |
医員 | 國友 紀子 |
産科学婦人科学 |
医員 | 喜多 美里 | 産科婦人科学 |
医員 | 古市 愛 | 産科婦人科学 |
医員 | 向井 健人 | 産科婦人科学 |
医員 | 谷川 りか | 産科婦人科学 |
医員 | 辻 佳世 | 産科婦人科学 |
医員 | 松井 佳子 | 産科婦人科学 |
医員(パート) | 森 信博 | 周産期医学、超音波診断学 |