心と体に優しい外科医療の実践を目指して
当講座では呼吸器外科と乳腺内分泌外科の教育を担当しております。学生教育において、講義では外科の魅力を伝えることができるよう手術動画を多く取り入れて行い、臨床実習では、外科の楽しさ、責任の重さそして基本的手技の習得について伝えることができるよう努めています。卒後教育においては、外科医としての医療倫理の重要性、さらに実践的な立場から基本的手技の重要性、論理的な考え方から治療方針決定などを含め指導し、最短で専門医が習得できるようなプログラムで行っています。
当科で主に扱う肺癌は日本におけるがん死亡数の1位、乳癌は女性がん罹患率の1位で、いずれも増加傾向であり、社会におけるそれらの診療ニーズはより一層高くなっています。それらの予後改善のためには、さらなる病態解明と治療法開発のための研究が必要であります。また、それらの治療ではQOLも十分考慮して行うことが重要で、心と体に優しい外科医療を実践することが必要と考えます。そのため、呼吸器外科の臨床研究では、究極の低侵襲手術を確立するため「すべての肺区域および亜区域に対する胸腔鏡下手術の標準化」を可能とするための研究を行っています。一方、基礎研究においては、より有効な癌免疫療法の開発を目指して「T細胞における疲弊化の分子機構解明」のための研究を行っています。その他、外科診療での臨床課題を克服するための研究を多岐に渡り行っています。
大学院教育では、臨床課題の克服に直結するような基礎研究を中心に行っています。外科医は手術だけでなく薬物療法(抗癌剤、分子標的薬、免疫療法)や放射線療法と様々な臨床業務に携わり、それらの課題を十分熟知しております。その課題を克服するための基礎研究を世界基準で行えるよう指導していきます。
職名 | 氏名 | 専門分野 |
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教授 | 矢島 俊樹 | 呼吸器外科 |
講師 |
阿部 宣子 | 乳腺外科 |
講師 | 三崎 伯幸 | 呼吸器外科 |
講師 | 松浦 奈都美 | 呼吸器外科 |
助教 | 劉 大革 | 呼吸器外科 |
助教 | 矢島 玲奈 |
乳腺・内分泌外科 |
助教 | 池内 真由美 | 乳腺外科 |
助教 | 横田 直哉 | 呼吸器外科 |
助教 |
山田 楓 | 呼吸器外科 |
病院助教 | 佐藤 佳代子 | 呼吸器外科 |