頭から足まで、身体のすべての部位を取り扱います |
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永竿 智久 教授 |
形成外科は身体の形態と機能を広範に取り扱う診療科です。耳や目・口・手足・体幹など多くの部位を治療の対象とします。具体的には口唇裂(うまれつき口唇が裂けている疾患)・眼瞼下垂・漏斗胸(むねのかたちが非対称な疾患)などを扱っています。また火傷やがん切除後の再建、ケガによる瘢痕など、扱う疾患の原因も多岐にわたっています。
皮膚・筋肉・骨など、身体表面の「かたち」について興味を持つ方、絵を描くのが好きな方、将来的に美容外科を志す方などに広く門戸を開けています。
工学的技法を取り入れた治療技術の開発に力をいれています。形成外科の手術においては筋肉や骨・軟骨を用いて身体部位を美しく造形します。どのように組み合わせればよい結果を得られることができるのかを3次元プリンターや力学解析を用いて十分に検討いたします。こうした技術の開発により、胸郭や乳房の形成手術やがん切除の頭頸部の再建に関しては、本学の形成外科は、中四国はおろか日本においてもトップレベルの結果を出しています。