心理実践教育学

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谷渕 真也  准教授

コミュニティ・アプローチと行動論で
個人-環境の適合を高める

教 育

公認心理師、臨床心理士の職務の遂行には、相談業務を行うための面接技術、援助を要する方々や周囲の方々の状況を明らかにする心理アセスメントの技術、多職種や一般の方々と効果的に連携するためのコミュニケーション能力が求められます。私は、これらの技術を実践的に学ぶ演習科目・実習科目を主に担当します。行動分析アプローチ、コミュニティ心理学の観点を取り入れて実践力を高めます。

研 究

私は、地域コミュニティの中で心理学の知見を活かして支援ネットワークを構築する研究を行ってきました。具体的には、地域社会日本の地域社会に暮らす外国人の成人やその子どもへの支援、社会福祉法人と協働したコミュニティ活動の展開、ボランティア活動の開始や継続に関わる要因の検討といったテーマがあり、地域社会の抱えるニーズに触発される形で研究に取り組んでいます。

大学院を志すかたへ

大学院医学系研究科臨床心理学専攻では、心理支援を行うための知識や技術を、その理論的背景と関連づけながらより専門的に学びます。また、臨床実践のエビデンス (根拠) を積み上げるための研究についても専門的な指導を行います。私の担当する心理実践教育学講座は、とくに行動分析的アプローチ、コミュニティアプローチ、多文化といったキーワードでの教育・研究を得意分野としていて、個人への介入と環境の変化を促す介入の両方をバランスよく行う心理支援を志しています。これらのキーワードに興味をもった方は、ぜひ一度研究室を訪問してください。

教職員

職名氏名専門分野
准教授 谷渕 真也 臨床心理学、コミュニティ心理学