2021年07月21日  その他

香川県立高松北高等学校の生徒が医学部を訪問しました!

7月19日(月)、香川県立高松北高等学校の生徒20名が医学部を訪問しました。
これは、同校が文部科学省「地域との協働による高等学校教育改革推進事業」の指定を受けたことにより、グローバル化に対応した地域創生リーダーの育成を目指し、生徒が主体的に地域課題の解決や地域振興の実現に向けた探究活動を目的として実施されたものです。

生徒はまず、臨床講義棟で衛生学 宮武准教授による「地域医療の取り組みについて」と題した講義を受け、地域医療の現状と課題、香川大学医学部での学びや卒後臨床研修制度の紹介、健康講座の開催などについて約1時間学びました。

その後、スキルスラボへ移動し、地域医療教育支援センター 松原特命助教によるオリエンテーションの後、腹腔鏡手術を練習するシミュレータ「i-Sim」の操作に挑戦しました。生徒は初めて握る鉗子に苦戦しつつも、友達と協力しながら8体の人形をピラミッド型に積み上げていきました。 松原特命助教や常森地域医療教育支援センター副センター長の手助けもあり、見事3名がピラミッドを成功させました。その他、手術トレーニングの「ダヴィンチシミュレータ」や「胃・内視鏡トレーナー」など、 様々な医療器具を体験しました。

また、令和3年3月に医学部附属病院に導入したホスピタルカーの見学も行いました。ホスピタルカーは患者搬送車輌として、ストレッチャー、除細動器(AED)、患者モニターなどを備えており、新型コロナウイルス感染症患者及び災害現場での多数傷病者への適切な医療提供をサポートすることを目的としています。生徒は病院のメディカルスタッフによる説明に熱心に耳を傾けていました。

様々な体験後、生徒からは「医療を身近に感じることができた」との声が聞かれました。