「精神看護学特論」
わが国の現代社会における思想の特徴と、その精神活動への影響について、生命論の立場から大局的理解を試みます。その過程で、歴史や文化に根ざした人間の精神の尊厳について考察し、自己洞察を深める機会とします。
精神の健康障害については、生活史の中で捉え、生きづらさの緩和や転換方法を、生活モデルに基づき検討します。自尊心に着目した看護アプローチや事例検討により、自他の成長につながる看護支援のあり方を探求していきます。
「精神看護学演習」・「精神看護学特別研究」
精神看護に関連する各自の発想を、研究として具現化することを目標として、研究目的を達成するための基礎力、科学的思考力を養います。自己の問題意識に基づく文献検討により研究課題を探り、研究目的の明確化、および目的を明らかにするための研究計画を立案します。演習や研究プロセスにおいて、他の看護研究者との議論における表現力や、一連の研究遂行にあたっての課題解決能力を身につけ、修士論文を完成します。
大学院生は、臨床経験や生活体験の中で抱く疑問や違和感から、自らのテーマで研究を進めています。
現在の研究テーマは、
・発達障害・ASD児への支援に関する研究
・認知症高齢者を介護する家族介護者の情報探索行動に関する研究
です。
これまでの修了生の研究テーマや教員の研究内容の詳細については、下記の教室ホームページへのリンクからご確認ください。
職名 | 氏名 | 専門分野 |
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教授 | 渡邉 久美 | 在宅で認知症高齢者を介護する家族への支援に関する研究 |